補綴歯科専門医だからこそできる精密な治療

補綴専門医としての役割

歯を失ったり、歯や顎の機能に大きな問題が生じている場合、精密な治療計画が欠かせません。
当院長は補綴歯科を専門とし、複雑なか咬合崩壊やインプラント、義歯など多彩な治療法を駆使して症状の改善を図っています。
難症例であっても、補綴治療全般にわたって幅広い知識と技術をもち、適切な方針を提示いたします。

難症例への対応

通常の治療では対応が難しいとされる症例でも、専門医の視点を取り入れることで治療の道筋が見えることがあります。
顎関節症を伴う高度な咬合異常や、複数本の歯を失ったことで咬合が大きく崩れている患者様などにも、精密な診断と治療計画を立案することが可能です。
必要に応じてCT撮影や精密な咬合分析を行い、根拠に基づいた治療を展開いたします。

こんな症例をご紹介ください

多数歯欠損を伴う症例

歯が1本や2本ではなく、複数本にわたって失われている場合、単純に入れ歯やブリッジを装着するだけでは満足に噛めないことがあります。
当院では、義歯、インプラント、ブリッジなど複数の方法を検討し、患者様の生活スタイルや希望に合わせた治療を提案いたします。
補綴歯科専門医として、長期的な安定を見据えた治療プランを構築します。

顎関節症や咬合異常を伴う症例

顎関節症の患者様は、単なる補綴治療だけでは症状が改善しにくい場合があります。
咬合の再構築や、咀嚼筋・関節への負担を考慮する必要があるため、半調節性咬合器や下顎運動解析装置を使って詳しく分析します。
複雑な咬合の再構築も行い、顎口腔系のバランスを整えることで、機能と美しさを両立させます。

インプラントを検討しているが難しい症例

骨量が不十分だったり、周囲の歯や歯ぐきに問題があってインプラントが難しいとされた患者様にも、補綴の観点から解決策を検討いたします。
外科的な処置が必要な場合でも、歯周病治療や骨再生治療と合わせて計画を立てることで対応できる可能性があります。
専門医の目で見れば、他院で難しいと言われた症例に対しても、適切な治療方針を導き出せることがあります。

大学病院レベルの診療環境

当院は、難症例にも対応できるよう、大学病院レベルの設備を整えております。
CBCT撮影や半調節性咬合器など、高度な装置を用いて患者様の口腔内を多角的に分析し、科学的根拠に基づいた治療を行います。
院内感染対策にも力を入れ、防疫室を設けて器具の洗浄・滅菌を徹底しています。

精密な咬合

補綴治療を成功させる鍵は、咬合の精密な分析と再構築にあります。
当院では、半調節性咬合器や下顎運動解析などを活用し、咬合力のかかり方を細部まで把握します。
微調整を繰り返すことで、最終的に快適な咀嚼機能のと長期安定を目指しています。

多彩な補綴治療

失った歯を補う方法には、クラウン、ブリッジ、インプラント、義歯、接着ブリッジなど、様々な選択肢があります。
当院では、患者様の口腔環境や希望に応じて、ベストな治療法を総合的に判断いたします。
複数の治療法を組み合わせることも可能で、少しでも咀嚼機能と審美性を高めるよう努めています。

1.紹介状のご用意

他の医療機関から患者様をご紹介いただく際は、紹介状のご準備をお願いいたします。
現在の症状やこれまでの治療経過、使用している補綴装置の種類など、可能な限り詳しく記載していただけると、診断や治療計画を組み立てやすくなります。
書式に決まりはございませんが、情報が多いほど治療の精度が高まります。

2.初回の受診と検査

患者様が初めて当院を受診された際は、詳しい医療面接と口腔内の検査を行います。
パノラマX線やCBCT撮影、フェイスボウトランスファーによる咬合のチェックなど、必要な検査を進めていきます。
難症例の場合は、日本補綴歯科学会の症型分類の検査結果を踏まえて治療方針を詳細にお伝えし、患者様に納得いただいた上で治療を開始いたします。

3.治療の実施

補綴治療のステップは、患者様の症例によって大きく異なります。
インプラントの埋入が必要な場合、周囲の骨や歯肉の状態も考慮して進めますし、義歯の場合は大規模な前処置を行うことがあります。
いずれも、長期的に安定するよう綿密な計画を立て、経過を見ながら調整を加えていきます。

4.治療完了後の報告

治療が完了した際は、紹介元の医療機関様へ報告書を送付いたします。
患者様のお口の状態が安定した後は、必要に応じて定期的なメンテナンスに移行します。
ご希望があれば、再度紹介元にお戻しして継続的に管理することも可能ですので、ご要望をお知らせください。