よくある質問

Q1. 入れ歯では噛めないとよく聞きますが、本当ですか?

A. 適切な入れ歯であれば、歯があった時のようによく噛めるようにできます。
ただし、適切なリハビリが必要です。
入れ歯の治療は身体の一部を失ってしまったのを治す治療なので、とても難しい治療で専門的な知識と技量が必要な治療です。
それを専門としているのが補綴歯科専門医です。

Q2. いままで仮歯をはめてもらったことがありません。仮歯をはめるのはなぜですか?

A. 当院では必ずオーダーメイドの仮歯を装着します。
仮歯には
削った歯を細菌や刺激から守る
歯型をとったあと、歯が動かないように固定する
「噛める」状態を維持する
という大きな3つの役割があるためです。

Q3. 被せた歯が何かおかしいのはなぜですか?

A. 人間の歯の感覚は鋭く、10µm(1/100mm)を感知できます。
かみ合わせが合っていない可能性が考えられます。

Q4. 被せ物を仮付けするのはなぜですか?

A. 被せ物はかみ合わせを大きく変化させる可能性があります。
もしも被せ物のかみ合わせが合わないのにくっつけてしまうと、被せ物を壊してはずさなければいけません。
仮付けをして、その歯をつかってもらい、異常がないことを確認したうえで本付けを行っています。

Q5. 入れ歯をはめたあとにリハビリがいるというのはなぜですか?

A. 入れ歯は義歯といい、足を失ったひとが使う義足と同じ器具です。
義足を装着したらその日から歩けるようになるわけでなく、とても大変なリハビリをして初めて歩けるようになります。
それと同じで、入れ歯で食べ物を食べるのも、「食べる」ためのリハビリをして初めて食べられるようになるからです。

Q6. 入れ歯は何回でできますか?

A. 残念ながら医療は回数では治りません。
おひとりおひとり口の状況は違い、ほとんどの場合に入れ歯に合ったお口の環境改善が、入れ歯を作る前に必要です。
かつ、体が治る時間は人それぞれですので、失った体の一部を取り戻すには時間と回数が思っているよりかかることをご承知ください。

Q7. 入れ歯ができたら治療は終了ですか?

A. 入れ歯を入れたら終わりではありません。
入れ歯を使いこなすためのリハビリが必要です。
また入れ歯はあくまで道具ですので、使っていれば劣化しますし、年齢とともにお口の中も変化します。
定期的な入れ歯の健診と、必要な際に作り変えをして快適な食生活が続けられるようにしましょう。

Q8. あごが痛いです。何科の病院に行けばいいですか?

A. 歯科を受診してください。

Q9. 歯を抜いたところはインプラントでしか治せませんか?

A. 歯を抜いたあとの治療方法は大きく分けて3種類あります。
1.ブリッジ
2.部分入れ歯
3.インプラント
ぞれぞれに長所・短所があり、治療方法は歯科医師の説明を受けてから患者様ご自身が決めてもらいます。
各治療方法にも材料など多くの選択肢があり、より多くの選択肢を提示できるのが補綴歯科専門医です。

Q10. 補綴(ほてつ)歯科ってなんですか?

A. 補綴(ほてつ)歯科とは、失った歯や歯列を補い、「食べる」「喋る」「飲みこむ」「見た目をきれいにする」治療のことです。
https://www.hotetsu.com/about.php

Q11. かみ合わせを調べるときに頭につける器具は何ですか?

A. フェイスボウ(顔弓)といいます。
かみ合わせを咬合器上で作るときに、おひとりおひとりの顎(あご)の動きを再現するために行う機械です。
上の顎は頭の骨と一体なので、上の顎を基準にして、下の顎がどのように動くかを口の外でわかるようにします。

Q12. 保険と自費は何が違う?

A. 保険治療は国が定めた病気に対して一部の治療費を負担する制度です。
治療費の7割以上を支払基金が支払ってくれますが、治療には材料などに制限があります。
同じ治療であれば日本全国どこの歯医者でも同じ治療費です。
未経験の歯科医師でも、専門医でも同じ治療費です。
これに対して、自費治療は治療に制限がなく、治療費も歯科医院によって決めるため、最良の方法、最高の材料を使うことができます。
治療費の内訳は[材料費]+[技工料]+[税金]+[技術料]で、これらをご自身で負担いただくことでお望みになる最良の治療を受けることができます。
自費治療を選択していただきましたら、補綴歯科専門医の能力を100%出すことができます。

Q13. 検査の時に写真を撮るのはなぜですか?

A. 一度治療室で見ただけではわからない異常を見つけるために、写真撮影を行います。
検査の1つに写真撮影があります。
お顔の写真とお口の中の写真を撮影します。
歯を失った方や、かみ合わせに問題があるとお顔の左右に違いがでます。
口の中は暗くて狭いので、写真を撮ると画面で拡大して見ることができ異常を見落とすことがなくなります。

Q14. 神経を取るのはなぜですか?

A. 虫歯などによって細菌が歯の神経の中に入り込んでしまっているからです。
神経の中に入り込んだ細菌だけを取り除くことができればいいのですが、現在の医療では不可能なので神経と一緒に細菌を取り除くのです。

Q15. インプラントはこちらでできますか?

A. はい、できます。
インプラントは補綴歯科の分野で、歯を失った場合の治療方法の1つです。
補綴歯科専門医での治療をおすすめします。

Q16. 生まれつき前歯がありません。歯を入れたいのですがどういう治療法がいいですか?

A. 生まれつき永久歯がないことを先天性欠如歯といい、10人に1人います。
歯がないので、歯を後から失った場合と同じ治療の選択肢「ブリッジ」「部分入れ歯」「インプラント」がありますが、加えて「接着ブリッジ」という選択肢もあります。
となりの歯の裏側をほんの少し削り、そこに貼り付けて歯がない部分を補う治療方法で、10代からでも治療が可能です。

Q17. 入れ歯を使いたいのですが、どうしても内側が気になります。何とかなりませんか?

A. 金属床義歯という方法があります。
保険の入れ歯はプラスチックで歯ぐき部分を作らないといけない規制があるため、分厚くする必要がありしゃべりにくかったり、違和感が大きいです。
このようなタイプの入れ歯は日本の保険の入れ歯だけで、世界的には薄くても丈夫な金属の骨組みがある入れ歯が主流です。
保険外治療ですが、気になる部分を薄くぴったりにできるので快適な入れ歯にすることができます。

Q18. 型取りを先生がやってくれるのはどうしてですか?

A. 型取りには精密性が要求されるからです。
院内で精密な型取りをするのに最も適しているのが、補綴歯科専門医である院長だからです。

Q19. 奥歯を抜きましたが、支障がないのでそのままでいいですか?

A. 補綴治療をおすすめします。
自覚的に支障がなくても、気づかない悪影響がでています。
「食べる」機能の低下はもちろん、「飲み込む」機能が低下します。
人は飲み込むときに口の中を陰圧にします。
歯がない部分があると、陰圧にしようとしても空気がもれてしまうため知らず知らずのうちに飲み込みづらくなってしまいます。

Q20. テレビでやってる入れ歯安定剤は使わないといけませんか?

A. ぴったりお口に合っている入れ歯には必要ありません。
ただし、お口の中が乾燥してほとんど唾液が出ない方には、粉タイプの入れ歯安定剤を使用してもらいます。

Q21. 入れ歯洗浄剤は使った方がいいですか?

A. ぜひ使ってください。
入れ歯洗浄剤は目に見えない細菌を落としてくれます。
ただし入れ歯洗浄剤につけるだけで汚れが落ちるわけではないので、義歯用ブラシで見える汚れを落としてから入れ歯洗浄剤に浸けてください。

Q22. 何度もかぶせた歯がとれます。とれないようにできますか?

A. できます。歯の土台や周囲の状態を精密に診断して、原因を特定することが大切です。
支台歯と呼ばれる土台の歯の形態が不適切な 場合や、かみ合わせが合っていないことが多くの原因です。
根本的な問題を解消し、適切なクラウンやブリッジを施すことで、外れにくい状態を目指します。

Q23. 総入れ歯が落ちてきます。仕方がないですか?

A. 総入れ歯は、あごや歯ぐきと入れ歯が吸盤のように張り付くことではずれなくしています 。歯ぐきと入れ歯の隙間なくピッタリと合っていることがはずれない条件です。吸盤のように少しでも間に空気が入れば、はずれてしまいます。
合わなくなった場合には、新しい入れ歯の作製が必要になることがあります。
適切なかみ合わせの入れ歯にすることやリハビリを行うことで、落ちてくる症状を改善し、快適に使えるようになります。