歯を失う主な原因とは?歯を失うリスクや予防法も
2026年02月21日(土)
歯のコラム
こんにちは。額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」です。

歯は、私たちの健康を支え、食事を楽しむことやコミュニケーションを円滑にするなど、日常生活に欠かせない役割を果たしています。しかし、そんな大切な歯を何らかの理由で失うこともあります。歯を失うことは、見た目や食事に支障をきたすだけではなく、全身の健康にも深刻な影響を与える可能性があります。
今回は、歯を失う主な原因やリスク、そして歯を失う前にできる予防策について詳しく解説します。大切な歯を守るためには、正しい知識を身につけておくことが必要です。
目次
歯を失う主な原因

人間が歯を失う原因には病気や外傷など、さまざまなものがあります。ここでは、歯を失う原因をいくつか紹介します。
歯周病
歯を失う原因として最も多いのが、歯周病です。歯周病は、歯を支えている歯ぐきや骨が炎症を起こす病気です。
初期段階では痛みなどの自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していることが多いです。進行すると歯を支える骨が溶かされていき、歯がぐらついたり抜け落ちたりすることがあります。
特に、40代以降では歯周病にかかっている人が多いです。歯ぐきからの出血や口臭、歯の動揺などが見られる場合は、すでに進行している可能性が高く、早めに対処することが重要です。
また、歯周病は、糖尿病や心疾患など全身の病気とも深い関係があるとされており、歯だけの問題にとどまりません。日頃から歯肉の腫れや出血、口臭などの変化に気を配るようにしましょう。
虫歯
歯周病に次いで多いのが、虫歯です。虫歯は、歯の表面に付いた歯垢(プラーク)が原因で、歯が溶かされていく病気です。虫歯が歯の表面にとどまっているうちは痛みを感じないことも多く、早期に治療すれば歯を保存できる可能性があります。
しかし、虫歯が神経にまで達すると、激しい痛みが現れることがあります。歯の構造が大きく損なわれている場合には、歯を抜かざるを得ないこともあります。
また、治療済みの歯の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)の隙間から虫歯が再発することもあります。こうした再発に気づかないまま放置することで歯を失うリスクが増すため、注意が必要です。
破折・外傷
交通事故やスポーツ中の接触などで歯に強い衝撃を受けると、欠けたり根元から折れたりすることがあります。こうした破折や外傷は年齢に関係なく発生しますが、特に子どもや高齢者、スポーツに取り組む人に多く見られます。
また、外からの衝撃だけではなく、歯ぎしりや食いしばりが原因で歯が破折するケースもあります。特に、夜間の歯ぎしりは自覚していないことが多く、毎日の小さな力の積み重ねが歯にダメージを与え、最終的に破折につながる可能性もあります。
歯を失うことによるリスク

歯の喪失は、見た目だけではなく、機能面や健康面など、さまざまな面に影響を及ぼします。ここでは、歯を失うことによるリスクを具体的に解説します。
食べ物をしっかりと噛めなくなる
歯を失うことでまず直面するのが、食事のしづらさです。特に奥歯を失うと、食べ物をすりつぶす力が大幅に低下し、硬いものや繊維質の多い食材を避けるようになります。
そうすると、どうしても柔らかいものを選ぶ傾向が強くなり、栄養バランスが偏りがちになります。これが続くと、全身の健康に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
また、しっかり噛めないまま飲み込むと胃や腸に負担がかかり、消化不良や胃もたれを起こしやすくなることもあります。噛むという行為は、食べ物を細かくし、消化を助ける重要な役割を担っているのです。
正しい発音がしにくくなる
歯は、舌や唇とともに、正しく発音するうえで大切な役割を担っています。特に前歯を失うと、息が漏れやすくなったり舌の動きが制限されたりして、サ行・タ行・ラ行などの発音が不明瞭になります。これにより、人との会話に自信を持てなくなったり、コミュニケーション自体を避けるようになったりすることもあるでしょう。
特に、人前で話す機会の多い方にとっては、発音の変化が仕事や対人関係にも影響を及ぼす可能性があります。歯を失うことで、発音機能が損なわれるリスクがあることを知っておく必要があります。
見た目や表情に影響する
歯の喪失は口元の印象を大きく左右し、見た目への影響も避けられません。前歯を失うと、笑ったときや会話中に歯の隙間が目立ち、見た目の印象が変わります。口元の美しさや若々しさを保つためにも、歯の健康を維持することは非常に重要なのです。
歯の喪失を防ぐ方法

歯の喪失を避けるためには、日々の生活習慣と適切なケアが重要です。以下に、具体的な予防策について解説します。
毎日丁寧に歯を磨く
歯を失う原因となる虫歯や歯周病を防ぐためには、毎日丁寧に歯を磨くことが重要です。力を入れすぎず、やさしく小刻みに動かすのが基本です。特に、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、奥歯の裏側などは磨きにくく汚れがたまりやすいため、より丁寧に磨くようにしましょう。
通常の歯ブラシに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで細かい部分までしっかりと清掃できます。
また、歯科医院で患者さまに合った磨き方を教えてもらうのも効果的です。歯科医院ではブラッシング指導を行っていますので、定期検診や歯のクリーニングなどと合わせて受けてみると良いでしょう。
栄養バランスに気を付ける
歯や歯ぐきの健康を支えるためには、栄養バランスの良い食事を心がけることも大切です。特に、カルシウム、ビタミンD、ビタミンCなどは、歯や骨、歯ぐきの健康に欠かせません。
カルシウムは歯や骨を構成する成分であり、不足すると歯の表面が弱くなり、虫歯になりやすくなります。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の形成を支える役割を果たしています。さらに、ビタミンCは歯ぐきの健康を保ち、歯周病を防ぐ栄養素としても知られています。
栄養が偏った食生活が続くと、歯や口腔内が栄養不足になり、病気に対する抵抗力が低下します。朝食を抜く、間食が多い、野菜や果物をあまり食べないといった習慣は、虫歯や歯周病のリスクを高めるため注意が必要です。
生活リズムを整える
歯の健康は、食事だけでなく、日々の生活習慣にも大きく左右されます。例えば、睡眠不足や生活リズムの乱れも歯の健康に悪影響を与える要因です。
慢性的な睡眠不足は免疫力を低下させ、細菌に対する抵抗力を弱めます。結果として、歯周病の進行を許す環境が整います。
また、夜遅くまで起きていることで間食が増えたり、就寝前の歯磨きが疎かになる傾向が強くなったりするため、虫歯のリスクも高まります。毎日のリズムを整えることは、歯の健康にもつながるのです。
禁煙する
喫煙は、歯や歯ぐきに深刻なダメージを与える大きな要因のひとつです。タバコに含まれるニコチンなどの有害物質は血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪化させます。これにより免疫力が低下し、歯周病が進行しやすくなるのです。
また、喫煙者は歯周病の治療効果も出にくく、歯を失うリスクが高いとされています。歯を守るためには、禁煙することが重要です。大切な歯を守るためにも、禁煙も検討してみましょう。
ストレスを溜め込まないようにする
強いストレスは免疫力を低下させ、歯周病の悪化を早める原因になるとされています。また、ストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こり、それが歯や顎に負担をかけて歯が割れたり抜けたりすることもあります。
さらに、ストレスによって睡眠の質が悪くなると、体の回復力も落ち、炎症が治りにくい状態が続きます。
ストレスを完全になくすことは難しいですが、日常生活のなかで自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。運動・趣味・規則正しい生活などを取り入れ、ストレスに対する抵抗力を高めるようにしましょう。
マウスピースを装着する
スポーツ中の衝撃による歯の損傷や、寝ている間の歯ぎしり・食いしばりによる歯の摩耗や破折を防ぐために、マウスピースの装着が推奨されます。スポーツ用マウスピースは、衝撃を和らげるように設計されており、接触の多い競技では特に効果的です。ナイトガードは、夜間の無意識な歯ぎしりによるダメージを防ぐ目的で使用されます。
どちらも歯科医院で自分の歯に合ったものを作ることで、快適かつ効果的に使用できるようになります。歯の保護を目的としたこれらの対応は、将来的な歯の喪失リスクを大きく下げることができるでしょう。
定期的に検診・メンテナンスを受ける
歯を健康に保つうえでは、歯科医師による専門的なチェックとケアも必要です。虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状が少なく、自分では気づきにくいため、定期的に歯科検診を受けることが推奨されています。
歯のクリーニング(PMTC)を受けることで、歯磨きでは取りきれない歯石やバイオフィルムを除去でき、口腔内の清潔を保ちやすくなります。目安としては、3か月〜6か月に一度を推奨している歯科医院が多いため、痛みがなくても予防のために受診を心がけましょう。
まとめ

歯を失うことは、全身の健康や生活の質にまで影響を及ぼします。歯を失う主な原因には歯周病や虫歯、外傷などがあり、特に歯周病は進行するまで気づきにくく、多くの人がそのリスクにさらされている現状があります。
しかし、毎日の正しい歯磨きや栄養バランスのとれた食事、定期的な歯科検診などを心がけることで、歯の喪失リスクは大きく減らせます。ぜひ、今日からできることを実践していきましょう。
歯を守りたいとお考えの方は、額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」にお気軽にご相談ください。
当院は、補綴歯科専門医として患者様の口腔の健康と快適な生活を支える治療を提供することに全力を尽くしています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。