ブリッジによる口臭の原因と今日からできる対策

2026年01月31日(土)

歯のコラム

こんにちは。額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」です。

友人の口臭に鼻を塞ぐ女性

歯を失った際の治療法として、多くの方に選ばれているのがブリッジ治療です。入れ歯に比べて違和感が少なく、見た目も自然なことから取り入れやすい治療法といえるでしょう。

しかし、「ブリッジにしてから口臭が気になるようになった」「しっかり歯磨きしているのににおいが取れない」といった悩みを抱える方もいるでしょう。気になる口臭を放置すると、口腔トラブルが進行する可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、ブリッジが口臭の原因になる理由や放置するリスク、今日からできる対策や予防方法について詳しく解説します。

ブリッジが口臭の原因になることはあるの?

ブリッジ治療のイメージ

ブリッジ自体にはにおいはありません。しかし、いくつかの理由によって口臭を引き起こすことがあります。以下でくわしく解説します。

汚れが溜まりやすい部位がある

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えにして人工歯を固定する構造になっています。この構造上、歯ぐきと人工歯の間や、支えとなる歯の周囲にすき間ができやすく、汚れが溜まりやすくなります。

通常の歯ブラシだけでは清掃が行き届きにくく、食べかすやプラークが残りやすくなります。これらの汚れをエサに細菌が増殖すると、ブリッジ周辺から口臭が発生します。

支えている歯にトラブルが起こりやすい

ブリッジでは、両隣の歯を支えとするため、負担を受けやすくなります。負担が集中すると、支えている歯の歯ぐきに炎症が起こったり、歯周病が進行したりすることがあります。

歯周病が進むと、歯周ポケット内で繁殖した細菌が原因で強い口臭が発生します。ブリッジの支えに使用している歯の状態も、口臭に大きく関係しているのです。

ブリッジの内側で虫歯が進行している

ブリッジの支えとなっている歯は、被せ物が装着されているため、虫歯の進行に気付きにくい傾向があります。被せ物の内側で虫歯が進行すると、汚染された歯質や細菌によって不快なにおいが発生します。

この場合、見た目では異常が分からなくても、口臭として現れることが多いです。

ブリッジの適合不良や経年劣化

長期間使用することで、接着剤や素材の劣化が起こることもあります。また、噛み合わせは加齢とともに変化するため、最初はしっかり装着されていたブリッジと歯との間に隙間が生まれることもあります。

接着剤や素材の劣化、加齢による噛み合わせの変化などによって生じたすき間には汚れが入り込みやすくなり、口臭の原因になります。特に、治療から年数が経過しているブリッジでは、こうしたトラブルが起こりやすくなります。

ブリッジが原因の口臭を放置するリスク

ブリッジが原因の口臭を放置するリスクを伝えるイメージ

ブリッジが原因で起こる口臭は、放置すると様々なリスクにつながる恐れがあります。以下でくわしく解説します。

歯周病が進行し歯を失う可能性がある

ブリッジが原因の口臭を放置した場合にまず考えられるのが、歯周病の進行です。ブリッジ周辺に汚れが溜まった状態が続くと、歯ぐきに炎症が起こり、歯周ポケットが深くなっていきます。

特に、支台歯には咀嚼の際に大きな力が加わるため、歯周病が進行しやすい傾向があります。歯を支える骨が溶けると、ブリッジ全体が不安定になるでしょう。ブリッジを使い続けることが困難になるだけでなく、支えの歯を失うリスクが高まります。

ブリッジの内側で虫歯が悪化する

虫歯による口臭に気づいても、ブリッジの内側で起きている虫歯は外から見えにくく、発見が遅れがちです。見えないからと言って口臭を放置していると、気付かないうちに虫歯が進行し、神経にまで達して強い痛みや腫れを引き起こすこともあるでしょう。

この段階になると、ブリッジを外して大がかりな治療が必要になる場合もあり、治療期間や費用の負担が大きくなります。

対人関係への影響

ブリッジが原因の口臭は、本人が気付きにくい一方で、周囲の人には伝わりやすいことがあります。口臭が慢性化すると、人と話すことに不安を感じたり、無意識のうちに会話を避けたりするなど、日常生活や仕事に影響を及ぼすことがあります。

口腔内の問題だけでなく、精神的なストレスにつながる点も、口臭を放置する大きなリスクといえます。

ブリッジが原因の口臭の対処法

歯科医院で歯石除去をする様子

ブリッジが原因で口臭が発生している場合、以下の対処法を試してみてください。

歯科医院で原因を正確に診断してもらう

口臭に気づいて「ブリッジが原因かも」と感じた場合にまず行うべきなのは、歯科医院を受診することです。ブリッジ周辺の汚れの状態や歯ぐきの炎症、ブリッジ内の虫歯の有無などは、専門的な検査を行わなければ正確に判断できません。

自己判断で市販の口臭ケア用品に頼るだけでは、根本的な改善にはつながらないため、早めに受診することが大切です。

ブリッジ周囲の専門的なクリーニングを受ける

ブリッジの下や歯ぐきとの境目は、日常の歯磨きでは汚れが残りやすい部分です。歯科医院では、専用の器具を使ってブリッジ周囲のプラークや歯石を除去し、細菌の増殖を抑えられます。

定期的に専門的なクリーニングを受けることで、口臭の改善だけでなく、歯周病や虫歯などのトラブルの予防にもつながります。

支えの歯や歯周病の治療を優先する

検査の結果、支えになっている両隣の歯に虫歯が見つかった場合や、歯周病が進行している場合には、それらの治療を優先して行います。原因となっている疾患を改善しなければ、ブリッジが原因の口臭は解消されないでしょう。

また、早期に治療を行うことで、大掛かりな治療を避けてブリッジを残せる可能性が高まります。

日常のセルフケアをしっかりと行う

口臭の原因が食べかすによるものだけなら、丁寧なブラッシングで改善を目指すこともできます。そのため、毎日のセルフケアで確実に汚れを落とすようにしましょう。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやブリッジ専用のフロスを使用することで、ブリッジの下や周囲の汚れを効果的に除去できます。ただし、ブリッジは構造上汚れが溜まりやすいため、必要に応じて歯科医院のクリーニングを活用しましょう。

ブリッジが原因の口臭は予防できる?

ブリッジが原因の口臭は予防できるのか考えるイメージ

ブリッジ原因の口臭は予防することができます。予防にはいくつかの方法があり、組み合わせて行うのが良いでしょう。

毎日のセルフケアを丁寧に行う

ブリッジが原因の口臭は、日常のセルフケアを徹底することで予防できる可能性が高まります。特に重要なのが、ブリッジの下や支台歯の周囲を意識した清掃です。

通常の歯ブラシだけでは汚れが残りやすいため、殺菌効果のあるマウスウォッシュやブリッジ専用フロスを併用すると良いでしょう。毎日のケアを丁寧に行うことで、細菌の繁殖を抑え、口臭の発生リスクを下げられます。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

ブリッジを長く快適に使い続けるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。専門的なクリーニングにより、セルフケアでは落としきれない汚れや歯石を除去できます。

また、ブリッジの適合状態や周りの歯の健康状態を定期的に確認することで、口臭の原因となるトラブルを早期に発見できます。虫歯や歯周病も早期に発見できれば、大掛かりな治療を防ぐことにもつながります。

噛み合わせやブリッジの状態をチェックする

噛み合わせの変化やブリッジの劣化は、汚れが溜まりやすい環境を作り、口臭の原因になります。違和感や噛みにくさを感じた場合は、そのままにせず歯科医院で相談することが大切です。

必要に応じて調整を行うことで、ブリッジ周囲を清潔に保ちやすくなり、口臭の予防につながります。

まとめ

口臭を気にせず会話を楽しめるようになった女性

ブリッジによる口臭は、構造上汚れが溜まりやすいことや、支えとなっている歯などの内側で進行する虫歯や歯周病などが主な原因です。口臭をそのままにしておくと、口腔内に大きな影響を及ぼす可能性があります。

ブリッジが原因の口臭に気付いた場合は、早めに歯科医院で原因を確認し、適切な治療やクリーニングを受けましょう。また、毎日のセルフケアや定期的なメンテナンスを継続することで、口臭の予防はもちろん、ブリッジの長期的で適切な使用につながります。

正しい対策を行い、口臭を防ぎながらブリッジを使用しましょう。

ブリッジ治療を検討されている方は、額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」にお気軽にご相談ください。

当院は、補綴歯科専門医として患者様の口腔の健康と快適な生活を支える治療を提供することに全力を尽くしています。診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。