奥歯をセラミックにするメリットとデメリット!注意点も
2025年12月13日(土)
歯のコラム
こんにちは。額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」です。

「奥歯をセラミックにしたい」と考えている患者さまもいるのではないでしょうか。セラミックは天然歯のような白さや透明感を再現できるため、前歯に使用されることが多い素材です。
しかし近年では、使用されるセラミック素材の種類が増えており、前歯だけではなく奥歯にも使用されるようになってきました。
この記事では、奥歯をセラミックにするメリットやデメリット、使用されるセラミックの種類、費用、注意点などについて、詳しく解説します。奥歯をセラミックにしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
奥歯をセラミックにするメリット

奥歯をセラミックにすることには、審美性を高められる以外にも多くの利点があります。ここでは、奥歯をセラミックにすることの主なメリットについて詳しく解説します。
自然な見た目を再現できる
セラミックの最大の魅力は、金属やレジンと比べて、自然な見た目を再現できる点でしょう。奥歯に使用される場合でも、自分の歯とよく馴染み、白すぎず自然な色合いを保つことができます。
金属アレルギーのリスクがない
銀歯など、金属を使用したものを長期間使用していると、金属が溶けだしてかゆみや赤み、湿疹などのアレルギー症状が現れることがあります。しかし、セラミックでできた詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)は、金属アレルギーの心配がありません。
長期間使用しても金属が溶けださず、体内への影響を与えにくいため、安全性が高い素材として注目されています。金属アレルギーが心配な方は、セラミックを検討してみても良いでしょう。
耐久性が高い
セラミックの中には、高い耐久性を持っているものもあります。そのような素材は強度が求められる奥歯にも使用でき、適切にメンテナンスを行えば10年以上使用することも可能です。
虫歯や歯周病のリスクを軽減できる
セラミックは表面が滑らかで、プラーク(歯垢)が付きにくい性質を持っています。これにより、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができ、口腔内を清潔に保ちやすくなります。
奥歯をセラミックにするデメリット

奥歯をセラミックにすることには多くのメリットがあるものの、デメリットも存在します。ここでは、奥歯をセラミックにするデメリットについて解説します。メリットだけではなく、デメリットも理解したうえで検討することが大切です。
治療費が高額になりやすい
セラミック治療は健康保険が適用されない自費診療に分類されるため、費用が高額になる傾向があります。実際にかかる費用は使用するセラミックの種類や治療範囲、通院回数などによって変動しますが、保険診療の銀歯やレジンと比べると高額になるのは避けられません。
割れる可能性がある
セラミックは硬い素材ですが、強い衝撃や負荷がかかると割れる可能性があります。例えば、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合や硬い食べ物を噛んだ時に強い力がかかった場合などです。
万が一、セラミックが欠けたり割れたりした場合は、修理や作り直しが必要になることがあります。
健康な歯を削る必要がある
セラミックの被せ物を装着するには、その分だけ歯を削る必要があります。上述したとおり、セラミックは割れる可能性があり、耐久性を担保するためにはある程度の厚みで人工歯を作らなければなりません。
このため、銀歯を装着する時と比較すると歯を削る量が多くなるケースもあります。一度削った歯は元には戻らないため、慎重に検討することが重要です。
奥歯の治療に使用されるセラミックの素材

セラミックにはさまざまな種類があり、患者さまの歯の状態や希望などに合わせて選択されます。特に、奥歯の治療に使用するセラミック素材は、見た目の美しさだけではなく、耐久性や機能性の面も考慮する必要があります。
ここでは、奥歯の治療に使用される代表的なセラミック素材について解説します。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジン(樹脂)を組み合わせて作られた素材です。純粋なセラミックよりも柔軟性があるため、噛み合わせのが悪くなるリスクが低いというメリットがあります。
しかし、経年劣化による黄ばみや磨耗のリスクはあります。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど高い強度を持つセラミック素材です。奥歯のように強い咬合力がかかる部分にも使用可能で、耐久性を求める方に選ばれています。
見た目の透明感や美しさではやや劣るものの、色の変化が少なく長期間使用できる点が魅力です。
メタルボンド
メタルボンドは、金属のフレームの上にセラミックを焼き付けた被せ物です。金属の強度を活かしつつ、外側にはセラミックの美しい白色を持つため審美性と耐久性のバランスが良好です。
しかし、金属アレルギーのリスクや歯茎の退色といった問題がある点は注意が必要です。また、金属イオンの溶け出しが原因で歯茎が黒ずむ場合もあります。
奥歯をセラミックで治療する場合の費用

セラミック治療は保険が適用されない自由診療になるため、全額自己負担となります。奥歯をセラミックで治療する場合の費用は、使用するセラミックの種類や治療する範囲などによって異なります。素材ごとの一般的な相場は、以下の通りです。
- ハイブリッドセラミック:3万〜8万円程度
- ジルコニア:5万円〜20万円程度
- メタルボンド:8万円〜15万円程度
実際にいくらかかるのかについては、事前に歯科医師に相談するようにしましょう。
奥歯をセラミックにした後の注意点

セラミックは丈夫で美しい素材ですが、使用後のケアを怠ると寿命が短くなったり噛み合わせに不具合が生じたりすることがあります。セラミックを長持ちさせるためには、治療後も毎日ケアをしたり定期的にメンテナンスを受けたりすることが大切です。
ここでは、奥歯をセラミックにした後の注意点を詳しく解説します。
丁寧に歯磨きをする
セラミック自体は虫歯になりませんが、周囲の天然歯や歯ぐきは虫歯になるリスクがあります。特に、奥歯は歯ブラシが届きにくいため、日常的にフロスや歯間ブラシも併用して、細かい部分まで丁寧にケアすることが重要です。
歯磨きが不十分だと歯周病が進行し、セラミックの寿命に影響を及ぼすこともあります。
硬い食べ物を噛むときは注意する
ナッツやせんべいなどの硬い食品を強く噛むと、セラミックが破損する可能性があります。違和感があるときは無理に噛まず、早めに歯科医師に相談しましょう。
歯ぎしりや食いしばりの対策をする
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、セラミックに過剰な負荷がかかり、破損するリスクが高まります。セラミックを長く使い続けるためには、マウスピースなどを活用して負荷を分散させる対策が有効です。
定期的にメンテナンスを受ける
セラミックの周囲の歯や歯茎の健康状態は日々変化します。セラミックと歯の境目が虫歯になる可能性を防ぐためにも、3~6か月ごとに、歯科クリニックでのメンテナンスを受けることが大切です。
定期的なチェックでは、噛み合わせの調整やクリーニングも行ってもらえるため、自宅では取りにくい汚れやトラブルを予防できます。
まとめ

奥歯をセラミックにすることで、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた歯の治療が可能になります。金属アレルギーの心配がなく、自然な見た目を実現できる点は大きな魅力です。
その一方で、自由診療のため高額な費用がかかることや、歯を削る必要がある、割れる可能性があるなどのデメリットもあります。治療に使用されるセラミック素材には、ハイブリッドセラミックやジルコニア、メタルボンドなどがあり、それぞれ特性や費用が異なります。
選択する際は、自分の希望や口内の状態に合ったものを選ぶことが大切です。また、治療後は定期的なメンテナンスと適切なケアを行い、セラミックの寿命を延ばすよう心がけましょう。
奥歯のセラミック治療を検討されている方は、額田郡幸田町の歯医者「やまもと歯科醫院」にお気軽にご相談ください。
当院は、補綴歯科専門医として患者様の口腔の健康と快適な生活を支える治療を提供することに全力を尽くしています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。